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日本一のお米を決める!全国注目の米品評会3選

日本全国には、生産者が丹精込めて育てたお米を集め、その品質や食味を競うさまざまな米品評会・お米コンテストがあります。当ファームも剣淵町を米どころとして全国の方々に認知していただけるよう、そのうちのいくつかに参加させていただいております。

機械による成分分析を重視する大会もあれば、実際にご飯を食べたときの香りや甘み、粘り、食感など、人の五感を重視する大会もあります。今回は全国で特に注目されている「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」「お米番付」の3つを紹介。それぞれの特徴や審査方法、注目ポイントを分かりやすく解説します。

1.米・食味分析鑑定コンクール:国際大会

1-1.全国から優れたお米が集まる大規模コンクール

「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」は、全国の生産者から優れたお米が集まる大規模な米品評会です。2000年ごろから開催され、現在では国際大会として国内外から注目されています。単純に有名な品種や産地を競うのではなく、生産者が育てたお米そのものの品質や食味を評価するのが特徴です。2025年に開催された第27回大会でも、国際総合部門などで全国の生産者が受賞しています。

1-2.機械分析と官能審査でおいしさを評価

審査では、玄米の水分・タンパク・アミロース・脂肪酸などを食味分析計で測定し、整粒値も確認します。その後、味度計による審査を経て、最終的には専門家が実際に炊いたご飯を食べて評価します。官能審査では、ツヤ、香り、粘り、硬さ、甘み、のどごしなどが評価対象です。つまり、数値だけではなく「実際に食べておいしいか」まで確認することで、総合的に優れたお米を選び出しています。

2.あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト

2-1.消費者の「おいしい」を大切にする米コンテスト

「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」は、山形県庄内町で開催されている全国規模のお米コンテストです。その大きな特徴は、機械測定に頼らず、人が実際に食べたときの「おいしい」という感覚を大切にしていること。公式サイトでは2026年に第20回大会を迎えると紹介されており、長年にわたって全国のおいしいお米を発掘してきました。

2-2.五感を使って全国のお米を食べ比べ

審査員は、全国から集められたお米を実際に炊飯して食べ比べ、味・香り・食感などを基準に評価します。2026年大会では、予選審査員が送られてきた5種類のお米を自宅で炊飯し、食べ比べる仕組みも採用されています。機械の数値では表しにくい「甘み」「香り」「食感」といった、人が食べて感じるおいしさを重視している点が魅力です。消費者目線で「本当においしいお米」を選ぶコンテストとして注目されています。

3.お米番付

3-1.人の五感で「甘いお米」を発掘

「お米番付」は、2013年に始まったお米のコンテストです。産地や銘柄の知名度だけではなく、「おいしいお米」や「生産者の技術」を評価し、次世代へ継承していくことを目的としています。最大の特徴は、食味計などの機械による審査を行わず、人が実際に食べて感じるおいしさを重視していることです。香り、ツヤ、白さ、食感、粘り、甘さ、喉越しという7つの食味基準を使い、ご飯としてのおいしさを評価します。

3-2.北海道米も受賞する注目のコンテスト

お米番付では全国各地からお米が出品され、北海道米も高く評価されています。第12回大会では、北海道雨竜郡妹背牛町の「ななつぼし」が優秀賞、北海道磯谷郡蘭越町の「ゆめぴりか」が入賞しました。また、第11回大会では北海道上川郡剣淵町当ファームの「ゆきさやか」が最優秀賞を受賞しています。北海道米の魅力を知るうえでも、非常に興味深いコンテストです。

4.3つの米品評会の違いを比較

4-1.機械分析と人の味覚による審査の違い

今回紹介した3つの米品評会は、いずれも「おいしいお米」を選ぶことを目的としていますが、審査方法には違いがあります。「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」は、食味分析計や穀粒判別器、味度計などによる分析と、専門家による官能審査を組み合わせています。

一方、「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」は、機械測定に頼らず、実際に食べた人の感覚を重視。そして「お米番付」も機械的な審査を排除し、人の五感によってお米のおいしさを評価しています。

4-2.それぞれの品評会で評価されるポイント

3つの大会を比較すると、お米のおいしさにはさまざまな見方があることが分かります。機械分析を取り入れる大会では、食味に関係する成分や米粒の状態を客観的な数値として確認できます。一方、人による官能審査では、香り、甘み、粘り、食感、のどごしなど、実際に食べたときの印象が重要になります。

そのため、「日本一のお米」と一言でいっても、どの大会で、どのような基準によって選ばれたのかを確認することが大切です。品評会ごとの特徴を知ることで、お米選びもより楽しくなります。

5.日本一のお米を知ることで広がる楽しみ

5-1.品評会の受賞米をお米選びの参考に

普段、お米を購入するときには「コシヒカリ」「ゆめぴりか」「ななつぼし」などの品種名や産地を基準に選ぶ人も多いでしょう。しかし、品評会の受賞歴に注目すると、これまで知らなかったお米や生産者を発見できます。

特に同じ品種であっても、栽培方法や気候、土壌、生産者の技術などによって食味は変わります。品評会で高く評価されたお米は、「どんな味なのだろう」と新しいお米を試すきっかけにもなります。受賞歴をひとつの目安として、自分好みのお米を探してみるのもおすすめです。

5-2.産地・品種・生産者にも注目しよう

今回紹介した3つの米品評会から分かるのは、日本には全国各地に優れたお米を育てる生産者がいるということです。品種だけでなく、どこで、誰が、どのような環境で育てたのかにも注目すると、お米の楽しみ方がさらに広がります。

例えば、お米番付では北海道の「ななつぼし」「ゆめぴりか」「ゆきさやか」なども受賞しています。

「日本一のお米」をきっかけに全国のお米を食べ比べてみれば、産地ごとの味の違いや自分の好みも見つけやすくなります。品評会は、おいしいお米を知るだけでなく、日本の米づくりの魅力を知る入口ともいえるでしょう。